デリヘルのサービス内容と法規制強化
店舗型デリヘルを運営していた業者が、法規制を受けないために新たな別の業態としてデリヘルサービスを行なう従業員を直接ホテルに派遣するサービス業として誕生。現在もデリヘルの主力は関西地区か主力地域と云われる由縁である。デリヘルが誕生した経過は、日本の関西地区にある大阪府で展開していたファッションヘルスへの違法営業・法規制強化を行なっていた店舗型ファッションヘルス（以後店舗型デリヘル）は警察による一斉検挙・摘発、取締りを受けて壊滅状態になった。
■デリヘルのサービス内容
・デリヘルサービス終了後女性従業員と一緒にホテルを退出する。
・女性が到着したらファッションデリヘルサービスを女性従業員が時間内に実施する。
・部屋に入室したら店舗へ部屋番号を伝えて女性を待つ。
・指定されたレンタルルームやホテルに向かい、室料を支払う。
・一般的にホテル代は別料金。店舗にて好みの女性を決め指定の料金を支払う。
・利用客が繁華街にある無料案内所（性風俗店舗紹介所）で店舗を決める。
■デリヘルへの法規制強化
当初、デリヘルは無店舗型と扱われて営業時間の規制が適用されなかったが、2006年5月に施行された改正風適法により、無料案内所、受付所を店舗とみなされ、店舗型と同様、深夜24時までに営業が制限された。また、営業の届出が各都道府県の公安委員会に義務化されて、店舗型デリヘルと同様に出店禁止エリアも定められた。法律の目を掻い潜りつつ営業地域・店舗が拡張し日本国内に店舗型デリヘルに変わる勢力まで拡大。新たな暴力団等の資金源になることを危惧した警視庁は、風適法の規制強化を実施することになった。これらの法規制強化によりデリヘル業者は一時的な打撃を受けたが、日中の営業時間帯に格安料金を設定して昼間の営業を 強化するなどなど対抗策を講じている。